「HaritoraX」なるものの話
どうも、VRC、してますか?(すべての前提を飛ばした挨拶)
自分はこの通り
ド満喫してます。写真フォルダみたら3GBありました。
VRChatについては今更自分が触れる必要もないでしょう。ググってください。
いや喋れよ!と思うかもしれませんが、VRChatについてしゃべるだけで1記事のサイズになるので今回は割愛します。ググってください(2回目)
さて、VR世界で体を動かすためには、専用の機器によって体の動きを読み取り電子データとして表現する「トラッキング」というものが重要になります。
首の動きから全体的な体の動きを読み取り、どっちを向いているかを判断する「ヘッドトラッカー」と、手の動きを読み取り、ヘッドトラッカーと通信して相対距離などから腕の動きを測る「ハンドトラッカー」
この2つを使ったトラッキングを「3点トラッキング」、そこから先は「n点トラッキング」と呼ばれ、VRChatでは最大6点でのトラッキングをしている人を「フルトラッキング」略して「フルトラ」と呼びます。
これも詳しくはググってください。書いてたんだけどこれもめっちゃ長いんだよ!
さて、フルトラは一般的には「高価」です。トラッカーも高いし。センサー類も高いし。なによりその環境までが高い。
そんな「フルトラ=高価」の図式を打ち崩すために現れたのが
「HaritoraX」と
「UniMotion」です
いずれもだいたい3~4万円台(追記:UniMotionは税込み49500円、HaritoraXは正確には税込み27900円です)、追加要素いらずでこのセットのみでフルトラ可能という画期的な製品たちです。
そして
そのHaritoraXが本日我が家に着弾したので、その話をしていこう、というわけであります。
ちなみに一回ちがう配送センターに飛んじゃって午前中の予定が午後にずれ込んだりといろいろなことがあったりしましたが、到着したのでヨシ!
大きく「組み立て編」「動作編」にわけて話をしていきましょう。
~組み立て編~
「え?!組み立て要素あんの?!」って思うかもしれませんが、大した組み立てをするわけじゃないです。
HaritoraXは、各センサーをベルクロシートに通した上でベルクロベルトに貼り付けて全身につける、という形式をとっています。
その「センサーをシートにつける」「シートにつけた各センサーをつなぐ」「全身に装着して位置調整」のあたりを組み立て、と表現しているだけです。
まず難点というかで申し訳ないのですが「ベルトの左右がわかりにくい」!!
正直体に巻く部分で右左書いててくれても良かったような気もします。ある?見落としてたらごめん。
あとは有線の宿命ですが、けっこう線がごちゃつきます。作業時はちょっと広いところでやったほうがいいかもしれません。
ただ、組み立て自体はそう難しいことはなく、動画でのチュートリアルもテキストでのチュートリアルも両方あるので、見ながらやればなんてことはありませんでした。
位置調整も、つけながら動いてみて「あ、きついわ」と感じることがないようにしていけば概ねOK、という感じでした。
~動作編~
ここがちょっと難し目だったかも。本体のボタン類に何の機能を表すのかというシンボルサインがないので初見はちょっと戸惑うかもしれませんね。
専用ソフトウェアで動作させるのですが、まず認証を通すのに本体裏にあるプロダクトコードを入れるのですけども、先に言ってよ!という感じでした。いや身につけちゃってるし!めくりにくいし!見えんし!
皆さんは先に認証だけ通してから組み立ててもいいかもしれません。
その後はSteamVR登録、Bluetooth接続、キャリブレーションと続きます。
Bluetoothですが、自分は「ドングル+延長ケーブル」の環境にしており、メタルラックの上のほうからピョロっと出してる形です。
こんな感じ。なので接続等は特に問題ない印象でした。
キャリブレーションは…なんか独特の癖がある印象ですね。自分が脳で認識しているところとは少し違うところが動く印象です。
これはアバター側のボーンの設定等もあるので、一概にどうとは言えません。認識のキャリブレーションが必要になる、って印象でした。自分は時間がなく*1うまく認識とマッチできなかったのもありますが、何度か鏡を見つつ動いていればそのうち慣れそうだな~という感じでした。
でもポーズは自由自在!現場猫だって思い通り!
「フルトラ=脚が動かせる」という印象が強いように思いますが、脚より大きいのは「腰」の存在ですね。
今までは「胸」「腰」がつながった存在でしたが、これが分かれることで「振り向き」「重心移動」「前屈」等々、様々な動きの表現が取れるようになるわけです。あのフルトラ民の動きの人間っぽさは腰トラのおかげだったんだな…。
フルトラは「何が良い」というものではないです。自分の動きのほぼすべてがバーチャルで表現できるというのは文字通り次元を突破するような印象があり、良し悪しで語れるようなものでは無い気がします。
多分これから、何気ない動きの癖や重心の偏り、脚グセなんかがもろに出るようになるんだろうなっていう気持ちは、自分の「存在度」というものがより上がることになるんだろうなという気持ちがあります。
結論から言えば、HaritoraXは「買い」です!言わんでもわかる?でしょうね!
作者様いわく「フルトラの民主化」がモットーだそうですが、それも納得の価格と、それに裏打ちされた体験だったように思います。
どうしよっかな~~~と思っているくらいなら、是非買いましょう。
この体験は、3万円には安すぎるくらいですからね。
HaritoraX [8-9月出荷予定]haritorax.myshopify.com
*1:イベントに参加したかったのでろくすっぽキャリブらずに飛び込んだ