ナナシスベストアルバムの話
どうも、だめこです。音楽、聞いてますか?
来る8/25に、Tokyo 7th Sisters待望のベストアルバムがついに発売されます。
当然、ベストなので楽曲はこれまでリリースされてきたものばかり。せっかくなのでそれぞれの楽曲を簡単に*1ご紹介しましょう。
どの曲も単体で購入できますので、待ちきれない方は曲順に沿って疑似ベストアルバムを作ってはいかがでしょうか。
なお、ドラマパートと見られるものはカットしています。ナナシスのことだから何言い出すかわかったもんじゃないんで…。*2
2. H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!/777☆SISTERS
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777☆Sistersのデビュー曲です。「どんなに遠くたって春舞う風のようにこの歌届けるよ」と歌い始める良曲です。昨日と明日、子供と大人、空と海…と「間(はざま)」をさまよう人々へ始まりを届ける、そんな今も変わらない777の思いが涼やかなエレクトロサウンドに乗って歌われる楽曲です。
3. MELODY IN THE POCKET/777☆SISTERS
この曲無くしてはナナシスを語ることはできないでしょう。武道館メモリアルライブのアンサーソングであるこの曲は、本作のテーマである「誰かの背中を押す物語」という思いをピアノ・ロックなサウンドに乗せて歌い上げた珠玉の名曲。ライブのテーマでもあったタイトルの「Melody in the Pocket」とはすなわち、心のポケット…すなわち「本心」のこと。この曲が聞いている心のポケットに届きますように。
4. SAKURA/WITCH NUMBER 4
WITCHからは2曲が選曲され、1曲目がこちら。儚く散った初恋を夢見草…すなわち桜に見立てて歌い上げた曲です。「心に鍵をかけた 初恋は桜になる」という歌詞が切なく胸を打ちます。劇中では「アニメキャラとのタイアップで~」という設定がつき、明るいポップサウンドが多いWITCHですが、その中でも異色を放つこの曲が選ばれたのは個人的には神采配だと思います。
5. 星屑☆シーカー/WITCH NUMBER 4
デジタルポップなサウンドと、忘れてしまった「キラキラ」を思い出させてくれるような歌詞が素敵な楽曲です。「降り方に慣れてしまったズルいね僕たちは」から「でもどこまでも届けたいものあるくせに」という歌詞が、大人になってしまった心を穿ちます。WITCHの四人がラップをするパートもあり、なかなか挑戦的な楽曲ですが、WITCHらしい色彩鮮やかな歌声と相まって、聞いてて楽しい一曲です。
6. さよならレイニーレイディ/SiSH
SiSHからも2曲がセレクト、うち一曲は透明感あふれる失恋ソングの「さよならレイニーレイディ」。SiSH特有のガラス細工のような伸びやかで透明感のある歌いもさることながら、「街はきっと戻れたはずの昨日を引き換えに光って」「さよならきっと、大好きだった」と紡ぐやるせないほどの歌詞の描写が美しい一曲です。
7. プレシャス・セトラ/SiSH
SiSHのもう一曲は「プレシャス・セトラ」。この曲はなかなか解釈が難しいのですが、先にも述べたSiSHの透明感ある歌い方がこちらは爽やかかつ軽快なサウンドとマッチし、パステルな日常感と少し背伸びしたティーンズのような感じを描いている、そんな気がする一曲です。SiSHのテーマは「通勤バスの中で見かけた清楚なカノジョ」。そんな少し大人年代を描いているからというのも、あるかもしれません。
8. オ・モ・イ アプローチ/NI+CORA
NICORAからは一曲だけですが、最初期のこの楽曲がセレクト。「他の誰かのドレスを踏まないで」という超挑発的な歌詞を委員長キャラと小悪魔キャラが歌う、そんなギャップと併せて最高な一曲です。「好き」なんて一言も言ってないのに、私だけを見てて、そして私から目をそらさないで、というメッセージが聞こえてくる、まさに「オモイ」アプローチが籠もったキラーチューンです。
サンボンリボンからはこの曲がセレクション。「セカイのヒミツ」かなとも思いましたが、やはり三姉妹ユニットであることを含めると納得でもあります。幼心にのこる、夏の日の思い出を歌った楽曲です。「サマーソーダ」というタイトルの如く、炭酸の泡のように弾けて消えてしまう儚いひと夏の思い出と、歌中で進む時間軸の対比が見事で、眩しさの中に懐かしさを感じられる一曲です。
10. シトラスは片想い/Ci+LUS
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ナナシスの中でもひときわガーリッシュでアイコニックアイドルなシトラスからは、デビューシングルがセレクション。甘酸っぱい片思いをポップなサウンドとキュートな歌声に載せて歌う、まさにアイドルソングという一曲です。聞いてるとなんだかムズムズしちゃうくらいにはガーリー&キュート。個人的には「アイコトバ」もとても良いので、こちらもぜひ聞いてみてください。
11. SCARLET/CASQUETTE'S
ナナシスの中でも「お姉さん」だけを集めたキャスケッツからは、3rdシングルがセレクション。ジャジーなナンバーに合わせ、大人の色気が漂う歌詞をセクシャル&メロイックに歌い上げる一曲です。どこかエロティックな色気すら漂う一曲ですが、同じゲームから出てきているとは想像できないですね…。
12. 花咲キオトメ/七花少女
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セブンスの2代目大世帯ユニットの七花少女からもデビュー曲がセレクション。ただの少女じゃいられない、と言わんばかり、人生の春を咲き誇る文字通り「花咲く乙女」を歌った青春ソングです。センターの白鳥トモエの心情とも見事にマッチしています。777のイメージが「初夏」なのに対し、七花少女はどちらかというと「晩冬」という印象が強いのが対比的です。カップリングの「スノードロップ」もとても良い楽曲なのでぜひ聞ry
13. Behind Moon/Le☆S☆Ca
LesCaからはまさかのBehind Moonがセレクション。Yellowかタンポポだと思ってました。どれだけ手を伸ばしてもなお届かない、そんな悲恋な片思いを綴った名曲です。タイトルの「Behind Moon」とは「月の裏側」のこと。「どれくらいの光なら、あなたの心が見えますか」という歌詞はつまり、どれだけ照らしてもなお光ることのない月の裏側を表していて…。そんな歌詞の心情と相まって、胸を打つほろ苦い一曲です。
14. ミツバチ/Le☆S☆Ca
レスカからもう一曲は最新シングルからセレクション。楽曲編成等も大きく変えた、文字通り「新生レスカ」となる曲です。Behind Moonとは打って変わって、青春の爽やかで抜けるような風を感じさせるサウンドと、今はいない「貴方」への想いを綴った歌詞が相まって、冒頭のごとくまさに新しい始まりを思わせてくれるような一曲です。これのカップリングの「ひよこのうた」も名曲なので…
15. NATSUKAGE -夏陰-/777☆SISTERS
Episode4.0のエンディングにもなった夏陰を外すわけにはいかないでしょう。このストーリーくらいから、ナナシスという物語が大きく動きました。この曲は初期のようなEDMサウンドに載せて、「止まった夏」を切なく歌い上げる、別れと決意の曲です。この曲は劇中の出来事のことだけでなく、いつか来るナナシスというコンテンツとユーザーのことを揶揄しているとも思っています。「あなたのいない夏の足音」という言葉が、過ぎさった時間と寂しさを思わせ、胸を打ちます。
16. Across the Rainbow/777☆SISTERS
メインエピソード完結編であるEpisode6.0の主題歌であり、今のナナシスを象徴する最新の楽曲。これまでのナナシスへの感謝とこれからのナナシスを想うような天望に溢れた歌詞、ピアノをメインとしつつしっかりとしたドラムサウンドにが醸し出すロックで最高なサウンドは、ナナシスのメインエピソードの締めくくりを飾るのにふさわしい楽曲と言うより他ないでしょう。なにより、ここまで育ってきた声優さんそれぞれの歌い方の進化が感じられる点もまた、Disc1のラストスパートにふさわしい曲だと思います。
17. Departures -あしたの歌-/777☆SISTERS
映画Tokyo 7th Sistersの主題歌がDisc1の大トリを飾ります。これまでの777☆Sistersのエッセンスが香る素晴らしい歌詞と、メジャーデビューの「僕らは青空になる」を思わせる爽やかで伸びやかなロックサウンドが気持ちいい、777の新たな代表的ナンバーとなるような一曲です。「誰かの背中を押す物語」というナナシスのテーマを表す歌詞全体がまるでナナシスはまだまだ終わらない、そう言っているようにも思えます。
さて、Disc1は以上、残りは折返しとなるのですが…流石にここまでで4800字近く書いているので記事を分けましょう。なによりDisc2の紹介は今(2021/08/21 14:33)現在執筆中なのです。
Disc2はセブンス中心かつ、あの名曲「またあした」が入っています。では次回もお楽しみに。