スペルブレイクの話
こんにちは、だめこです。
バトロワゲー、楽しんでますか?
世はまさに大バトロワ時代と言わんばかりにいろんなバトロワゲーが出てますね。一部モメてるアレ以外にもPUBGやAPEX LEGENDS、最近だとHyper Scape(ハイパースケープ)や、最近正式リリースが決まったハンターズアリーナとかもそうでしょうかね。
そんな中で今度新しくリリースされるバトロワゲーがあります。
それがスペルブレイクです。
9月3日!(日本時間9月3日 23:00)
— 【公式】スペルブレイク (@Spellbreak_JP) 2020年8月27日
『スペルブレイク』の正式サービスが決定しました!
基本プレイ無料で、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、
Windows PC (Epic Games ストア)にて配信いたします。
テンション上がりまくるトレーラーを
まずはご覧ください!https://t.co/BBpwHoGPss
これまで長期に渡って有料アルファをやってきたんですがついに正式リリースとなります。長かったですね、2年くらい?
自分は最終クローズテストに参加しただけですが、それでもかなり面白かったのでご紹介です。
ていうかテスト時はマジでアジアサーバに人がいなくてマッチが成立しないレベル*1だったんでプレイ人口増やしたいんですよ。
**諸注意
テスト時はソロorデュオしかなかったので、それ準拠で話します。ご了承ください。
トリオもあるようですけど、テストではプレイできませんでした。
時間ない人向け
- 銃じゃなくて魔法によるバトロワ
- 魔法によるコンボが特徴的
- 少人数なのでわちゃわちゃしにくい
特徴:魔法によるバトロワ
スペルブレイクは「銃」ではなく、「魔法」で戦うバトロワゲーです。六種類の魔法の力がこもったガントレットを右手と左手それぞれに装備し、最後の1チームになるまでぶつかり合うゲームです。
この魔法のシステムが結構特徴的で面白いという。
ガントレットはそれぞれに「スペル」と「ソーサリー」という二種類の攻撃方法を持っていて、スペルは連射可能な代わりに威力低めの牽制技、ソーサリーは乱発できないけど威力高めの大技、というふうになっています。
そして右手側のガントレットはゲーム開始時に装備した状態で開始。なので、開始時点である程度攻撃手段は担保されている代わり、戦術は結構固定されがち、という。
じゃあ左手側はどうするの?というと、従来のバトロワっぽくマップ中で拾うことになるという。そしてこの左手の選択も結構悩ましい。
魔法はそれぞれに「コンボ」とでも呼ぶべき、組み合わせによる特殊効果を持っています。
例えば風のソーサリーである竜巻に火のスペルである火球を当てると「炎の竜巻」になったり、毒のソーサリーであるガスクラウドに雷のスペルである雷撃を当てると帯電効果を発したり、他にも諸々…。
このコンボの組み合わせに優劣はなく、手に馴染むかどうかとか、あとは味方の相性がどうかというのが選考基準になります。
ちなみに敵や他の味方のスペルやソーサリーでもコンボは発動するので、そこも考慮するとマジで組み合わせは無限大です*2。
また、属性によって有効射程*3や範囲などがかなり変わります。
両手で範囲を変えて万能選手となるか?それとも距離を合わせて先鋭となるか?このあたりも悩みどころかつ面白いところです。
特徴:「ルーン」システム
また、各キャラひとつの「ルーン」というものを装備できます。APEXとかで言う戦術アビリティみたいなもので、「範囲内の敵を透視」とか「空中大ジャンプ」とか様々な効果を持っています。
相手にダメージを与えるようなものは基本なくて、移動や索敵などの補助的な役目が強いです。
これもマップに落ちているものを拾って装備する、という都合、何を拾えるかは運も絡みますし、ガントレットの立ち回りにも絡んできます。
シャドウステップ(透明化になって前方にジャンプ)とか、クロノマスター(発動後、一定時間が経つと発動時の場所に戻る)とか、扱いがテクニカルなルーンもあり、取れる戦術は様々。悩みどころその2です。
特徴:防具とスキルと【タレント】システム
じゃあ防御系まわりはどうなってるのよ、というと結構シンプルで、装備は魔法使用時に消費するマナの上限を上げる「アミュレット」、HPの代わりとなるアーマーを決める「ベルト」、移動速度を決める「ブーツ」の三種類のみです。この辺はレアリティで強さが変わるくらいですね。
地味にブーツの存在が重要でして、バトロワでよくある戦闘エリアが徐々に縮まるアレ、所謂「リング」の挙動が「収縮までのスパンが長いが、収縮は早い」という挙動になっています。そのため移動速度が遅いと地味に巻き込まれやすい、という。
なにより接敵時の立ち回りでめっちゃ負ける*4
これ以外に固有能力として「スキル」と「タレント」があります。
スキルは右手のガントレットに応じて決定され、リングが収縮しラウンドが進むごとにレベルアップし、新たな効果が得られます。
内容的には結構ガントレットの挙動を補足するようなものが多いですね。
タレントはゲーム開始前に設定する特殊能力で、「ボディ」「マインド」「スピリット」の三箇所にそれぞれ装備する能力です。こちらはマップに落ちている「スクロール(巻物)」を取ることでレベルが上がります。効果は結構様々で、ダメージ減少とか、ソーサリー使用時のマナ消費量削減とか全体的な補助機能が多め。
この辺りはゲーム開始「前」に決定するという都合、味方や敵と取り合いにならないってのは良い点だなと思います。味方と被っていても問題ないし。
特徴:ゲーム進行
実際のゲームプレイですが、マップの広さは他のバトロワゲーとあまり変わらない印象です。Fortniteのバトロワとだいたい一緒くらいかな。
ただし、人数がだいぶ少ないです。デュオで12チーム(24人)。
APEXが50人前後、Fortniteもそのくらい*5という中、同じ広さのマップにこんだけの人数なので、だいぶ広く感じます。
ていうか序盤はほとんど接敵しないです。ここが結構特徴になります。
序盤にほとんど接敵しない分、装備を熟考したり、タレントを鍛え上げたりという時間は十分に取れるので、終盤に接敵する頃にはみんなムッキムキに鍛え上がってます。
そんなマッチョ同士が終盤の狭いエリアでぶつかり合うので、戦闘になるとかなり激しい戦いとなります。エフェクトも激しいし。
ちなみに、逆に序盤~中盤に接敵するとかなり地の力が試されることにもなります。先制攻撃と立ち回りがキモ。
他にも初動のマップ投下も特徴的で、マップ上に示された「だいたいの範囲」をクリックして投下地点に選択します。このとき、他のプレイヤーが投下地点に選んでいるかがわかります*6。
あえて同じポイントに降りて序盤ファイトをしかけるか、それともサクッと避けるか…。この辺も戦略ですね。
ちなみに投下時間ギリギリまで場所は変えられるので、残り1秒で場所変えして襲いに行くことも可能です。まぁ前述のとおりマップ広いんで結果的にあんまり接敵しないんですけど。
そして先にも行ったとおり、時間経過によるマップ縮小化が「スパン同士は長いが収縮速度が早い」という都合があります。
そのため収縮ギリギリまで物資を漁って、リングを背負いながら移動…というのがしづらいです。普通に追い抜かされる。ついでにリングダメージも結構でかいです。
なので移動のタイミングは結構重要です。あんまり早いと物資拾えませんし、かといって遅いと巻き込まれて死にます。
ちなみに前述の「スキル」は、次のリングに入るとレベルが上がるので、リング内で待ち構えるのも地味に有効という。
総じて結構静かに進むんですけど、バトルとなったら結構激しいです。
この動と静のバランスは、個人的にはかなり好き。ゴチャッとしてたら死んだ、ってこともほぼないので。
まとめ:スルメ系の面白さを感じてくれ
というわけでここまで長々といろいろ書いたのですが、やり始めは正直多分ここまでのことは体感できないです。
ただ、他のバトロワと違い「なんか遠くから襲われて死んだ」とか「バタバタ動いてたら死んだ」というようなシーンはかなり少ないので、「面白さを体感する時間」は多めのように感じます。
それ故か「こうしたらもっといいかも?」みたいな気づきを得やすいことも特徴ですし、気付きを実践できるくらいのゲームスピードというのも良いポイントだと思います。
デメリットというか難点はいくつかあるんですが…「ミニマップにピン(ここに行こう、みたいなマーカー)が出ない」とか「そもそもピン種が少ない」とか、普通に要望投げてなんとかしてもらえ、ってレベルのものばかりなので割愛します。
正直ゲームの根幹に関わる部分でどうの、ってのはあんまりないかも。グラが洋アニチックなのでそこが好まれるかどうかくらい?
バトロワゲーは昨今マジで色んなものが出たり消えたりしてますが、「既存のアップグレード品」じゃない位置づけで、それでいてしっかりバトロワとしての面白さを確立している良ゲーだと思います。
PC、PS4、XBOX、Switchで同日リリースの基本プレイ無料なので是非みんなやってみてください。スペルブレイクで僕と握手!
余談:クロスプレイについて
このゲーム、ご多分にもれずクロスプレイ対応で、しかもクロスセーブ*7対応なんですよね。
他ゲーだとパッドvsマウス問題とか、エイムアシスト問題とか色々あるんですが、スペルブレイクに関してはあんまりそのへんの環境は関係ない気もします。
理由についてはまぁ、「そもそも魔法の当たり判定が大きめで精密射撃で云々するシーンが少ない」「コンボ狙いだと結局練習量次第」等ですかね。
なにより一緒にプレイした友人はパッドでしたが普通にキルちゃんと取れるくらいできてましたからね!